地平線に映る声〜エッジ・オブ・ブレイド 作:相坂きいろ イラスト:高河ゆん 角川書店(角川ビーンズ文庫) 2001.12 超個人的評価:★★+☆☆☆ 運命のようにしてチャルはカミナと出会った。 人間の他に亜種と呼ばれる者たちが存在する世界。 彼らは不老不死で、基本的に無性だ。ただ自らの愛したものによって性別を変える。 迫害される彼らはそれでも人を愛そうとする。 流行の限定ナイフ、MOROHAを好む、ごく普通の高校生だったチャルはカミナと出会って亜種に興味を抱くようになるが…… 読んだのがえらく前です。 既読の本がごっそりたまっていて泣きそうです。 ラノベはノっているとものスゴイ勢いで読めるので危険。 でも読書日記を書きたくて仕方ない作品がまっているのでがんばります。 とりあえず話を戻しましょう。 確か夜更かししすぎて眠れなくなった夜に読んだせいもあり記憶がおぼろげですが…… 本作のテーマはズバリ愛? 人を切ってしまうと刀身のキレイな模様が消えてしまうナイフ、MOROHA。 美しく不老不死で性別を持たない亜種という存在。 人と亜種の間の差別・迫害。 なんとなくアイデアが生かし切れていない印象を受けました。 一つ一つは結構目新しいかんじなのですが、、、なんでしょう。 あと、たぶんこの話やテーマは一冊で書ききれるものでもないと思うんですよね。 ちょっと消化不良かな。 二人の関係性もなあ……出会った瞬間に目について恋に落ちるのは別にかまわないと思うんですが。 愛し合うまでいくにはもうちょっとクッションを置いて欲しかったかも。
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