NO.6 #1 作:あさのあつこ 講談社(YAエンターテイメント) 2003.10 超個人的評価:★★★★+☆ すべてが管理された未来都市、NO.6。 人々は厳密にランク分けされ、それぞれの生活を与えられている。 そんな中で知能面で最高ランクに認定され、紫苑は高級住宅地クロノスで何不自由のない生活を送っていた。 そう、その日、彼が一人の少年に出逢うまでは…… 紫苑がネズミと出逢って、NO.6を出るまでを描いた第一巻。 なんだかんだ言っていたわりには(→参照 )ノベルズの方で買いそろえてしまった自分がいます。 現在最新の6巻までそろえた記念に再読しました。 あらためて、いい。 ネズミと紫苑の関係性にはもうときめきが止まりません。 幼い頃ネズミを助けたせいで、最高ランクもクロノスに住む権利を失った紫苑。 だけど紫苑はずっとあの日助けた不思議な少年を恨むでもなく、心惹かれた(もういっそ心を奪われたっていってもいい気がする)ままです。 彼との再会の直前に幼なじみの女の子、砂布に告白されていたにもかかわらず、ネズミの痕跡をみつけて紫苑は走り去ったりします。 もういっそ沙布ちゃんがカワイソウだ。 このかわいそうさも巻数を追うごとにどんどん増していきます。 そして紫苑とネズミのラブ度もね!! (もうこれは絶対私の目のフィルターのせいだけじゃないって信じてる) どうなんだろう。一般の人はこんなにもべったりな二人を見てなにも思わないんだろうか。 一度じっくり語りあってみたいものです。 っていうか私のまわりにはあさのさんの本を語れるノーマル思考な知人がいません。 ここを見ている方そういう素敵な方がいらっしゃいましたら是非ともご一報下さると嬉しい。 だれか私と友情の境界線について語りあいませんか!!とか呟いてみたりして。 (半分冗談です)
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