NO.6 #3 作:あさのあつこ 講談社(YAエンターテイメント) 2004.10 超個人的評価:★★★★+☆ 沙布が治安局にさらわれた。 紫苑の母親、火藍からのメモの存在を隠し続けるネズミ。 そんなことは知らない紫苑はイヌカシの所で犬を洗う仕事を始める。 一方NO.6の中ではまた寄生蜂の被害が出て…… NO.6第3弾。 なんだかいろんなことが動き始めています。 紫苑たちももちろんですが、NO.6の中に残っている火藍もこの作品を語る上では重要なキャラクター。 息子が居なくなったことによって、色々とこのNO.6という歪んだ都市への疑念を強めていきます。 子を想う女性の強さがかっこいい。 彼女に近づいてきた謎の記者、陽眠おじさんとの関係も要チェックかな。 今回沙布のため(ひいては紫苑のため?)に暗躍しているネズミですが…… もうほんとうにきみは紫苑のことが好きだね。 いつもクールで自分を失わないのに、紫苑に対しては熱くなってしまうところとか(しかもそれを他人に指摘される) 紫苑もいいかげんネズミのことが大好きですがネズミも大概です。 両思いなのかー。 そしてなんといっても今回の問題点はキスです。 やっちまったー!!!! と思わずにいられないんだけどどうしたらいいんですか。 おやすみのキスにしてもおわかれのキスにしてもどっちでもいいけどそれはどうなの。どうなの紫苑。 しかも唇でした。かわいらしくほっぺとかじゃなかったよ。 いろいろと疑惑を深めつつ次の巻に行こうと思います。 紫苑は白いのか黒いのか悩む毎日です。
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