ラスト・イニング 作:あさのあつこ 角川書店 2007.2 超個人的評価:★★★+☆☆ バッテリーの続きだ!!と非常にテンションを上げて手に取った一冊。 続きというよりは番外編かな。 巧と豪はあんまり出てきません。 主人公は瑞垣。 いろいろなものを抱えて野球から遠ざかろうとする彼と、名門校の推薦を蹴っても野球にしがみつこうとする門脇と。 違う道を歩き出した彼らが向かう先ははたして…… なんていうか、バッテリーの頃はかろうじて残っていた文体の児童文学らしさが消え去っております。 たぶんこっちの方があさのさんの素の文体なのかなっていう気もいたしますが。 ERO度(そもそもそんな度数を出すなという話ですが)が上がって見えるのは私の脳内フィルターのせいでしょうか。 打擲(ちょうちゃく)……って単語、わたしBL小説の中でしか見たことない(ものすごく偏った知識) 瑞垣はなんだかんだ豪のことを理解しすぎだと思います。 これで、バッテリー最終刊の消化不良が解決されたかというとそれはまた別の話。
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