バッテリー 作:あさのあつこ 角川書店(角川文庫) 2003.12 超個人的評価:★★★★+☆ うふふ(妙な笑いからスタートしてスミマセン) バッテリー。再読です。たまに読み返したくなるんですよね。 このときは確か、4巻・5巻を購入したので、そのために一巻から読みました。 ちなみに今は最終刊の6巻が手元にあります。まだ読んでないけど。 でもなんとなく読むのが怖くて。 自分の中で物語を終わらせてしまうのが忍びない感じなんですよ。 いやいや買った以上は読みますけどね。なんかほんと、読む前に気合いを入れたくなってきます。 さてさて、話を1巻に戻しましょう。 物語は主人公の巧が新田に引っ越してくるところから始まります。 少年野球の天才ピッチャーである巧。 野球に対してはものすごくストイックな感じなのですが、それ以外の部分では色々と問題アリな彼。 種の傲慢さに近いもの抱えた彼はそこで大きな大きな出会いをします。 永倉豪。母親同士が親友のお隣さんで医者の息子。 そして、キャッチャー。 これは運命の出会い。そう言い切ってしまっても問題ないくらい、これから彼らは変わっていくのです。 映画化もされて話題十分の本作。 もうやっているのかな。それすら知らないダメっぷりですが。 ただCMを見て本作のテーマとは目指すものがちょっと違うのかな?と思ったりして。 青春とか、兄弟愛とか、そういう甘いキーワードでは物足りないと思うんですよ。 彼らはさわやかさだけじゃなく暗くて重いものをたくさん抱えていて。 巧も確かに弟の青波のことをおもっているだろうけど、決してそれは表に出ているものじゃないし。間違いなくいいお兄ちゃんじゃないです。 って、見もせずに偉そうなこと言ってすみません。 そのうちDVDとかでみてまた語ろうと思います。
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