バッテリーU 作:あさのあつこ 角川書店(角川文庫) 2004.6 超個人的評価:★★★★+☆ 中学生になった巧たち。 友人たちがさっそく野球部に入部届けを出す中、巧は豪にぎりぎりまで待つように言う。 野球部の練習には参加せず、自主練習を続ける巧と豪だったが そんな二巻。 そして疑惑の二巻です。(ただし私のまわりでのみ) 中学生になって、ただシンプルに自分の思う野球がしたいという巧は変わらざるを得ない状況に追い込まれます。 いまいち活気のない野球部。 生徒達を押さえつける横暴な監督。 妙な校則。 勉強。 それらの拘束を自分の力ではねのけようとする巧。そんな巧の姿勢にあこがれながらも、そんな風にはなれない豪がいたりして。 彼らの濃い友情も要チェック。 真剣に付き合おうとするから傷つくんだよね。 そんな関係。 以下若干のネタバレ表現・及び妄想・が含まれます。(反転でどうぞ) そして何が疑惑かと申しますと、例のイジメのシーン。 なぜでしょう。微妙にえろ臭く感じるのは? 私の目のフィルターのせい? まわりの友人達は結構なっとくしてくれたんですが。 しばったりとか、体操服めくりあげたりとかさ。 っていうかベルトを水につけて鞭がわりにするって、一体どこの中学生の知識だよ!! えすとえむなの。っていうかそれでいいんですか先輩達!! ふう。 その後の豪が看病するシーンや青波の薬を塗ってくれるシーンが好きです。 弱っているせいでいつになく微妙にしおらしい巧の様子とかが。 あとここにきて青波が決して弱いだけの少年ではないことがでてきて、それがすごい好き。 本当は、この作品で一番強い子は青波なんですよね。
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