十角館の殺人 作:綾辻行人 講談社(講談社文庫) 1991.9 超個人的評価:★★★+☆☆ 九州の孤島に立つ不可思議な館、十角館。 かつて凄惨な殺人事件が起きたこの館にやってきた大学ミステリ研究会の七人。 エラリィ、ルルウ、カー、ポウ、オルツィ、アガサ、ヴァン。 偉大なミステリ作家のニックネームを持つ七人を待ち受けていたのは恐ろしい連続殺人の恐怖だった。 犯人の正体、その目的は、そして生き残るのは一体誰なのか…… 初綾辻作品でした。 わたくしミステリ好きを自称しているわりにはあんまり読んだことがないエセミステリファンです。 ので気が向くと色々手にとって真のミステリファンを目指している今日この頃。 もっと読みにくいのかなーと勝手に思っていたのですが、ぜんぜんそんなことなくて。 文章もすごく読みやすくてテンポよくさくさくいけました。 なんだろう、良い意味でゲームっぽいというのかな。 ストーリーもキャラクターも適度に感情移入できる感じでした。 のめり込みすぎないから楽しめることもあるのかも。 キャラクターの名前(あだな)がミステリ界のビッグネームなのも印象的でした。 が、実はこの中で読んだことあるのはルルウ(オペラ座の怪人_非ミステリ?)、ポウ(黒猫)くらいしかないという罠。 もうちょっと色々勉強しなければ…… でも翻訳物の文体が苦手なのはいかんともしがたい。 がんばろう。 とりあえず綾辻さんの他の作品も読んでみようと思う今日この頃なのでした。 読んでみたい本がありすぎて部屋がすごいことに(未読本だらけ)なっていますが、これはこれで楽しい生活です。 嗚呼、本だけ読んで暮らしたいなあ(遠い目)
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