ドクターは犬を愛す ドクター×ボクサー3 作:剛しいら イラスト:石原理 光風社出版(クリスタル文庫) 2000.9 超個人的評価:★★★+☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 シリーズ第三弾。 収録作品は 「ダミーは犬に懐く」 トラブルを起こしたボクサーでヤクザの息子の東。 彼のお目付役の坂本は偶然に出逢った組関係の青年、誠を東のダミーにすることを思い付くが…… 「カメラマンは犬を撮る」 最近人気の出てきた徹を追うカメラマンの中に見知った顔を見つけた加藤。 それは高校時代の苦い思い出を喚起させる顔だった。 「ライバルは犬に勝つ」 徹のコーチ、西城が連れてきたボクシング部時代の後輩だという相馬。 饒舌な相馬の態度に圧倒される徹。 加藤の飼い犬、カインとアベルの恋模様??も印象的。 「ドクターは犬を愛す」 外科医の加藤のもとを訪れた生きている実感がないという少年。 その一方で兄に呼び出された加藤は、実家の病院に戻らないかという話を持ち掛けられる。 家族。ぬくもり。 「ボクサーは犬に愛される」 ついに8回戦の試合を迎えることになった徹。 しかも対戦相手は以前東が対戦して、負けた外国人選手のロペスだ。 様々な人に支えられた徹の勝敗は? いつのまにやらなかよし?な徹と東が兄弟みたいで非常に微笑ましかったです。 雑誌掲載がこの巻までということで、なんとなく大団円な感じでした。 シリーズ自体はまだまだ続いています。 また続きを仕入れてこようと思います。
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