Devil May Cry 作:後池田真也 イラスト:三輪士郎 角川書店(角川スニーカー文庫) 2002.5 超個人的評価:★★★☆☆ 人並み外れた度胸と強さを武器に便利屋を営む青年、トニー。 刺激的な生活ながらも、それが彼にとっての日常だった。 しかしそれは謎の包帯剣士、ギルバの出現によって徐々に歪みが生まれていく。 たくさんのものを失って少しずつ虚無へと追い込まれていくトニーだったが…… すっかり同名ゲームのノベライズだと思って読み始めて、トニーって誰やねんってなりました。 ノベライズというよりは番外編という方が近いかも。 ゲームが始まる以前の、主人公がダンテを名乗る以前の物語。 しかし本作の中でも色々あって、最終的にあの人になるため、読み始めた時はやっぱりあんた誰状態でした。 ちなみにゲームの方は一応プレイしているのですが、かなり序盤で断念したへたれゲーマーです。 わたしアクション向いてない気がするよ。 ところで本文中に「トニーはクールに〜した」って文章が出てきて思わずちょっと笑ってしまった。 クールさを演出するんならそのまんま書いちゃだめでしょ。 しかし、あのスタイリッシュを全面に押しだしつつどこか抜けた感じの原作ゲームを思うと妙に納得してしまうのですが。 (新しい武器を手に入れた時その剣が主人公の胸に唐突に突き刺さり、その後その本人が剣をもって踊ったりするムービーのあるゲーム_なぜ) わざと?これはわざとなの?? だとしたら個人的に超ヒットです。
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