ROMES 06

作:五條瑛
徳間書店
2006.10
超個人的評価:★★★★☆

ぶらりと図書館に立ちよって、徘徊してるうちに発見しました!!
五條氏の新作(って言ってもちょっと前ですが・・・・・・)

今回はシリーズではなく単作ものです。

世界最先端の警備システムROMESに守られた西日本国際空港。
物語はそこのセキュリティーセンターに勤める青年、砂村の視点で語られる。
空港を守る要であるはずのセキュリティーセンターでもROMESの全貌を知るものは一人しかいない。
砂村の上司であり、セキュリティーセンター主任の成嶋優弥。
いつも飄々とした態度をとっているが、並外れた知性を持つエリートである。
そんな彼が信用しているのは愛犬のハルとROMESだけ。
そして、ある日空港にテロの予告状が届いた。
砂村と成嶋、そしてROMESのテロリストとの戦いが始まる・・・・・・

五条さんはかっこいい男の人を書くのがうますぎると思います。
今回は私、成嶋さんにめろめろでした。
いつも飄々とした態度で、犬と遊んでいるばっかりみたいなんだけど、いざROMESに向かうと豹変。
さりげなく人間不信っぽいのに、人をひきつけずにはいられません。

ところで砂村は成嶋さんのことが好きすぎです。
もう今回の感想のほとんどはここに集約されてしまうんですが。
なにこれー。
私の目のフィルターのせい??

最後の方でハルと競い合うように、成嶋の役に立とうとする砂村にかんぱい(完敗で乾杯。もはやなんのことやら)

たくさん出てくる登場人物が少しずつつながっていく様子や、さりげない脇キャラの人物造詣もなかなか素敵です。
シリーズ化して続編、出ないかなあ。
なんて思ってしまう今日この頃です。

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五條 瑛

徳間書店 2006-10
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