赤い羊は肉を喰う

作:五條瑛
幻冬舎
2007.1
超個人的評価:★★★☆☆

下町にある弱小リサーチ会社で係数関係の仕事をしている内田偲。
いい加減な社長やその愛人(一応社員)に手を焼きながらも、満ち足りた日々を送っていた。
しかし、次第に彼の住む下町に不穏な空気が流れ始める。
ある日を境に、ひったくりや傷害事件など今まではほとんどなかった犯罪が増え始めたのだ……
それはどうやら最近売り出し中のブランド「kohaku!」が関わっているようで……

最初主人公の偲は苦労人設定なのかと思って読み始めたらそうでもありませんでした。
いや苦労はしてるが女ったらしだ。
そして社長の内田(名字は一緒だが他人)と微妙にキャラが被っていることに最後まで違和感があった。
女ったらし設定がなかったらもうちょっとスムーズに読めたかも知れません。

基本的に偲は自分の好奇心を満たすために行動を始めます。
なんか「好奇心は猫を殺す」ということわざが頭の中をぐるぐるしていました。
そのうち彼が酷い目にあうんじゃないかとひやひやしたよ。

びみょーに鉱物シリーズの彼とか彼女とかが出てきて、ファンには嬉しい感じです。
いや、ほんとにびみょーにですが……
エディーなんか名前もでてきませんが。それでも嬉しい自分がちょっとカワイソウです。
もう大分前に読んで(しかも図書館で借りて)話もぼんやりしか覚えていないので、
これもそのうち文庫でそろえたいですね。
革命シリーズもまたしかり。
何て言うか、欲しい本ばかりであってかなしくなります(金欠)
一方でそういう状況が楽しくもあるんですけどね。
ああ、もうほんとに病気ですね_活字中毒。

赤い羊は肉を喰う赤い羊は肉を喰う
五條 瑛

幻冬舎 2007-01
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