空色勾玉 作:萩原規子 イラスト:佐竹美保 徳間書店(徳間エッジノベル) 2005.9 超個人的評価:★★★★-☆ 輝の一族と闇の一族が争う戦乱の世。 孤児として輝の治める村で育った沙矢は、ある日輝の御子の一人、月代王に見初められ輝の都へと向かうこととなる。 そこで沙矢が出会ったのは輝の一族のものでありながら神殿に半ば幽閉されるようにして暮らす御子、稚羽矢だった。 この出会いは二人を数機な運命の輪の中へと導いていく…… 作家とイラストに惹かれて(なんせ西の善き魔女ー文庫版のコンビ)古本屋で手に取りました。 なんの予備知識もなく読み始めたんですが……あれ、なんだか見覚え(というか読み覚えというか)がある。 その感覚は読み進んでいくうちにどんどん強くなりました。 あれれ、私この本読んだことあるよ。 思えばワタクシ、小学校低学年から本を読むのが大好きで、ほとんど毎年のように「学年で一番たくさん本を読んだでしょう」を受賞するような子どもでした。 にも関わらず、当時読んだ本はほとんどというほど覚えていません。 高校くらいからは覚えてるんだけどな…… だから今こうして昔読んだ本に出会うとなんだかすごく不思議な気持ちです。 和風ファンタジーは好きです。 ここまでのところだと西の善き魔女よりも好きかも。 世間知らずな稚羽矢と強い沙矢はいいコンビです。 これからどうなるのかに期待。 そして、果たして私はこの続きを読んだことがあるのかにも期待……まったく記憶にはないんですが。 何度でも物語が楽しめる、便利な脳内構造をしている模様です。
|