蔦葛奇談 作:椹野道流 イラスト:あかま日砂紀 講談社(ホワイトハート) 2000.11 超個人的評価:★★★+☆☆ 敏生の父親が人づてにかけてきた一本の電話。 しかもそれは病院からで、父親は入院中だという…… それを聞いた敏生は、単身京都にある病院へと向かう。 そこで待っていたのは病み衰えた父と、敏生を財産目当てだと疑う義母の存在だった…… ちょこっと久しぶりの奇談シリーズ。 まだまだ先は長そうです。嬉しい。 天本はまだ前々回の怪我から完全復帰していません。 なんだろう。今回、一つのお話が長いお話の流れの中の通過点の一つという印象をうけました。 ラストで敏生のお父さんとお母さんに関して一つの区切りがついたからかもしれません。 依頼→出かけていって→バトル っていういつもの流れでもなかったしね。 そういえばバトルっぽいバトルはしていないなあ。 あとシリーズで一気に読むとどこのエピソードがどこの巻だったかの記憶が曖昧で感想に困ります。 今回は小一郎がファッションに目覚めます(読み直して確認した) なんだか妙に人間っぽくなってきたなあ、こいつ。 シリーズものも長くなると、そろそろ登場人物が友人のような気分になってくるから不思議です。
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