妖魔なオレ様と下僕な僕 作:椹野道流 イラスト:唯月一 イーストプレス(アズノベルズ) 2002.10 超個人的評価:★★★☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 大学入試に落ち、地味だからというよくわからない理由でバイトをクビになった浪人生、正路。 人生最悪な日に落ち込む彼を待ち受けていた災難はまだ終わってはいなかった。 突然の交通事故(しかもひき逃げ)に遭い、彼の命は風前の灯火。 このまま死ぬのかと諦めかけた正路の前に現れたのは骨董屋を営む青年、司野だった。 彼は正路の命を助ける代わりに自分の餌になることを要求するが…… 超絶美形の青年の正体はなんと妖魔? 生きるために彼の下僕になることを誓った正路の運命は…… すっごい久しぶりに椹野さんのBLを読んだ気がする。 奇談シリーズを読み始めてからは初な気がするなあ。 いつも思うのだけど相変わらずごはんの描写がおいしそうです。 そして一作品一人は料理の出来る人が出てくる気がする。 司野さんの口調とかもろもろが奇談シリーズの小一郎に見えて仕方ない。 えーと、妖魔つながりですね。 それはそれで楽しかったです。 司野には昔関わり合いになった陰陽師の男がいます。 まあいろいろあって司野に恋心のようなものを抱きはじめる正路くんですが、昔の男(ちょっと間違った表現かコレ)のことは そんなに気にならないらしい。 超天然です。 いっそ愛おしい。 シリーズとしてかなり冊数が出ているみたいなので、またそのうち古本屋で調達してこようと思います。
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