泣赤子奇談 作:椹野道流 イラスト:あかま日砂紀 講談社(ホワイトハート文庫) 1997.10 超個人的評価:★★★+☆☆ 奇談シリーズ第二弾は女子高編。 私立の女子校で連続する謎のポルターガイスト。 教師と付き合っていたという少女は自分の下腹部を刺して自殺した。 そして、幽かに聞こえる赤子の泣き声は…… 女子高潜入編(と勝手に命名してみる)ということで、今回天本は現国の先生に。 敏生は学食の下働きに扮してのお仕事です。 天本が教鞭をとる夏目漱石の「こころ」 その授業、ちょっと受けてみたいぞ。 シリーズでばーっと呼んでいるためか、あまり個々の巻に対する細かい記憶がありません。あれ。 とりあえず前回書き忘れた全体の感想?というか特徴のようなものでも書いておこうと思います。 まずご飯がおいしそう。 手料理が趣味の天本ですが、彼の料理ももちろん事件の起こる旅先ででてくるご飯の描写も丁寧でまたおいしそうなんですよ。 あと、ケガの描写がリアルに痛いです。まじ痛い。 作者が法医学者ということもあり(意外と有名な話?)妙にリアルなんですよ。 どこの巻だか記憶があいまいですが、火傷の時とか痛かったです。 真皮とか水疱とか……あー あんまり本編の話してませんが……。 天本と敏生のほのかな感情にも注目です。 あと、天本の使い魔小一郎にもね!!
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