土蜘蛛奇談 下

作:椹野道流
イラスト:あかま日砂紀
講談社(ホワイトハート文庫)
1999.7
超個人的評価:★★★+☆☆

土蜘蛛奇談、解決編です。

眠りに捕らわれてしまった少女を助けるために、時を超えた異界へと飛ばされてしまった敏生・天本・河合の三人。なんとか天本らしき人物と再会を果たす敏生だったが、彼は敏生のことも式神小一郎のことも知らないと言う。拒絶され傷つく小一郎。
河合は河合で飄々と機会を待っているようで……
果たして彼らは無事現代に戻れるのか。

前回あんまりにもあらすじにふれていなかったので、一応書いてみる。
読書日記にあらすじを書いておかないと、後から見たときに「読んだ記憶はあるんだけどどんな話だっけ」という悲しい症状に見舞われます。もう一回読む楽しみがあるからいいといえばいいんだけど、ちょっと悲しいので。

以下超断片的感想。
天本に拒絶された小一郎が痛々しすぎて切ないです。
龍村先生のそっくりさん(ここでは法医学者ではなく検非違使庁の役人_今でいう警察官みたいな)と清明がいつのまにやらいいコンビでした。
敏生が強くなってる。
甘々は健在ですね。そろそろ口から砂がはけそうです(褒め言葉)

それにしても一巻からここまでひきずった伏線(というかなんというか)がすごいと思います。
ここにきて繋がるのかとちょっと感動しました。

土蜘蛛奇談(下) (講談社X文庫―ホワイトハート)土蜘蛛奇談(下) (講談社X文庫―ホワイトハート)
椹野 道流 あかま 日砂紀

講談社 1999-07-02
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