ドラゴンラージャ1 〜宿縁 作:イ・ヨンド 訳:ホン・カズミ イラスト:金田榮路 岩崎書店 2005.12 超個人的評価:★★☆☆☆ イラストの金田さんにひかれて手に取った一冊。 金田榮路さん。アニメ「創聖のアクエリオン」のキャラデザをされている方です。 だって、大好きなんだよアクエリオン。あのどの方向(ロボ好き、百合好き、婦女子、オニイサンなど)にアピールしているのか、むしろ全方向でよくわからんことになっている素敵アニメが。興味がある方はとりあえず検索でもかけてみてください。オススメ。 なんだかコアな方向に話がそれてしまいました。本の話に戻りましょう。 とりあえずあらすじ。 邪悪なドラゴンにおびやかされる辺境の村で、蝋燭職人の息子としてうまれた少年、フチ。 おさななじみのジェミニとどつきあったり、時にはいちゃついたり?しながら平穏な生活を送っていた。 そんなある時降ってわいた、ホワイトドラゴンとドラゴンラージャによるドラゴン征伐の話。 フチの父はドラゴンの征伐軍に志願し、出兵してしまう。 残された村で、フチは一人の魔術師と出会い…… そして、少年フチの不思議な旅が始まる。 っていう感じでしょうか。 本当に旅が始まってちょっとで終わってしまうので、まだ今後話がどうなるのかさっぱりです。 題名にもなっている「ドラゴンラージャ」もちょびっと出てきただけで謎だし。 さて。 物語はフチの一人称で進行していきます。 この子がまた変にませたモノの見方をするかと思えば妙にガキだったりというちょっと矛盾したキャラクター。 基本設定は馬鹿なのか……ちょっとつかみきれませんでした。 幼なじみのジェミニとの関係もちょっと好きになれない。 とりあえずお互い好きなんだよね。っていうかフチの方はベタボレだよね。 ジェミニも嫌ってないよね。 あれ、こうやって書くと幼なじみの典型みたいで問題ないのに。なぜでしょう…… あとひっかかったところは、やたらと武器の名前がでてくるところでしょうか。 バトルアックスとかバスタードソードとかはなんとなくわからんでもないんですが、フォーチャードとかさ…… なんかRPGでしか見たことのない名前がたくさん出てきます。 最後に用語辞典がついているのですが、別に調べてまで読む必要もなく……こだわりなのかな。ちょっと疲れます。 全体的にノリは小学校高学年男子〜中学生男子向けの少年漫画というかんじでしょうか。 良くも悪くも。 イラストとはちょっと世界観が違うと思います。
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