家路 作:五百香ノエル イラスト:イシカワナナエ オークラ出版(アイスノベルズ) 2000.8 超個人的評価:★☆☆☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 年上の男が好みの少年、璃夜。 いつだってそんな相手に抱かれていれば安心できた。 しかし、彼は誰にも本気になるつもりもなかったし、実際にそうはならなかった。 いつだって璃夜の中には兄、月哉の姿があって…… プロローグがものすごい「説明文」でびっくりした。 説明っぽいとかそういうレベルじゃありませんでした。こんな小説初めてです。 またキャラクターの感情にさっぱり付いていけません。 弟はお兄ちゃんが好きで、お兄ちゃんも弟が好き…ってことでいいのか?? 弟の告白の時の狂乱ぶりは軽く怖い話です。 ところでお兄ちゃんは弟を忘れるため付き合っていた少年の親に「うちの子をたぶらかして!」と訴訟を起こされたりします。 しかし彼は自分の気持ちに正直になると「僕が愛しているのは弟だけだ」とあっさりこの少年を捨てます。 怖いよう。 結局色々あるんだけど寝たら全部解決ってどうなんだろ。 続編の家路2もまた怖い話でした。
|