せつなさは夜の媚薬 作:和泉桂 イラスト:円陣闇丸 幻冬舎(リンクスロマンス) 2004.11 超個人的評価:★★★★☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 なんでBLってこんなにテンションがあがるんでしょうか? というわけで(?)清澗寺家シリーズ三冊目です。 今回は三男のお話。これで4兄妹のうち三人がホモに(爆) うん、なんていうか末っ子の鞠子ちゃんにはまっとうで幸せな道を歩んで欲しいと思ってしまう今日この頃です。 さてさて内容はといいますと。 清澗寺家の三男で、同じ年頃の少年たちと比べて純情な少年、道貴。 ある日、彼は教会で金髪碧眼のひどく印象的な青年クラウディオと出会った。 名前さえ知らず分かれた二人は旅先で偶然再会を果たし、お互いにひかれあう。 しかし、そんな彼らを待ちかまえていたのは二人を引き裂く家同士の因縁だった…… えーと、いわゆるロミジュリ展開かもしれません。 お互いの家の父親同士の古い因縁が二人を引き裂くワケです。 しかも原因は清澗寺家の家長、冬貴。 パパ!!その因縁はどうなのと激しくつっこんでしまいました。 うん。 今回表題作の他に次男、和貴カップルの短編がはいっていました。 そのせいか表題作の方でもこっちの二人が気になって仕方ありませんでした。 深沢さん、みせつけるにしてもやりすぎだから!! っていうか本編ハッピーエンドだけどつきつめていけばすべては深沢の手の上です。 汚いあなたが大好きです。 主役カップルに話を戻しましょう。 なんか、今回読んでいて以上に恥ずかしかったです。 これはクラウディオがイタリア人なのがいけないのか?それとも道貴の純情設定のなせるワザ? 台詞が恐ろしいことになっております。深沢の言葉攻めと良い勝負です。 ストーリーとしてはナルホドねという感じでしたが、テンションが上がりっぱなしで楽しかったので満足です。
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