罪の褥も濡れる夜

作:和泉桂
イラスト:円陣闇丸
幻冬舎(リンクスロマンス)
2006.1
超個人的評価:★★★-☆☆

この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。

清澗寺さん家シリーズの4冊目。
ついに、清澗寺家当主(だよね?名目上は)のパパ、冬貴と伏見の話です。

政治家としての将来をほぼ約束されていた、男爵家の三男坊、伏見義康。
彼は罰ゲームで入り込んだ清澗寺家の庭で、妖艶な美少女と出会う。
だが、その正体は清澗寺家の御曹司の冬貴だった。
冬貴に惹かれながらも、手なずけて利用することを考える伏見。
この出会いは伏見の約束されていたはずの未来を大きくたがえてしまう……

今貸し出し中で手元に本がないので、あらすじもやや曖昧です。
すみません。
うん。
パパと伏見の話。
これ以前の清澗寺シリーズを貸してくれた友人が「なんかコワイ」と続きを買ってくれなかったため、自分で購入してしまいました。
えー感想としては……パパは妖精さんだと思います。
妖艶だとか淫乱だとか快楽に弱いとか、そういうもに対する理由付けが出てきますが、納得するにはうーんというかんじでした。
が、なんかもう彼に関してはなんでもありな気がする。
もう私は冬貴がなにをしても驚かないよ。

冬貴と伏見の話ということで、今回結構政治色が濃いめでした。
この巻に限らずいつも思うんだけど、作者さんはちゃんと「時代」を書ける人だと思います。
読んでいると時々BLだっていうことを忘れそうになる瞬間があったりして。

そのうち和泉さんがBL意外に進出してくれることを祈ってみる。
いや、BL好きだよ!!好きだけどそればっかり読んでるとなんだか胸焼けしてくるんだよ。
あと、どれだけオススメでも一般人に勧められなくてツライので。

あ、あと今回ちょろっと出てきた次男が切なかったです。
そうかーはじめてのあいては伏見かー。
伏見VS深沢さんのバトルが見たいような、見たくないような気がします(どっちだ)

やっぱり次男カップルが一番好きかもしれません。

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和泉 桂 円陣 闇丸

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