対なる者のさだめ

作:狼谷辰之
イラスト:若島津淳
新書館(ウイングス文庫)
1999.9
超個人的評価:★★★+☆☆

対なる者の証に続く第二弾。
このシリーズ、読むたびほんとにウイングス文庫でいいの?
ディアプラスに行った方がいいんじゃない?とやや不安になります(笑)

自分が対と定めた人間の香気を吸って生きる竜族。
普段は人型ですが、対の人間だけが彼らをもとの姿に戻すことができます。
そして、竜族は例外なく対となった人間に欲望を抱く……
香気を吸うのも相手につけたしるしに口づけ、咬みつくわけで

うん。
っていうか、ふつうにできてますからこいつら。
今回は主人公カップル(?)の他に竜族のアルージュと対にはなれず、命を削って竜を養う花のイアが出てきます。
ラランジャ(竜)の昔の花とのいろいろとか。
なんだか企んでそうな医者(黒髪美形)とか
ステキ要素いっぱいでした。

対なる者のさだめ (ウィングス文庫)対なる者のさだめ (ウィングス文庫)
狼谷 辰之 若島津 淳

新書館 1999-09
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<2回目>

超個人的評価:★★★★-☆

竜に変身したラランジャのおかげでなんとか帝国軍の手を逃れた二人。
彼らは帝国の手が届かない街まで逃げ延びる。
そこで出逢ったラランジャの同属アルージュと彼とともに行動する少年、イア。
自分と同じような境遇のイアと親しくなるシンだったが、二人の間には圧倒的に大きな違いがあり……
ラランジャとシンの関係は?軍の思惑は?
さらなる展開をみせるシリーズ第2巻。

個人的にね、アルージュとイアの二人が大好きなんです。
主人公ズももちろんなんだけど、この二人がね。
本当に好きあっているのに、運命に翻弄されていく二人。
ネタバレになっちゃったり、設定がいりくんでいるためうまく説明できないのがもどかしい。

少しずつ心が近づいていくシンとラランジャの関係性も見所です。

読んでいる最中一生懸命な本ほどこの書評(モドキ)を書くのが難しいです。
読んですぐ感想が書ければいいんだけど、私は無精なためつい読み終わった本をため込んでしまう。
ので、メモを取りながら読んで後で文章に起こすんだけど……
一生懸命読んでるとこのメモが真っ白になるんです。
ちなみにこのシリーズは一冊目に二行くらいのメモがあっただけで、二巻三巻は白紙です。
わーいどうしよう。

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