あらしのよるに 作:きむらゆういち 小学館 2006.1 超個人的評価:★★★★☆ 映画にもなって知っている人も多いかな? あの絵本シリーズのハードカバー版です。 絵本の1〜5をまとめて加筆修正してなおかつラストはちょっと違うらしいです。 嵐の夜。 非難した小屋の中でふたりは出会った。 本来食べたり食べられたり敵同士のヤギとオオカミ。 姿のみえない真っ暗闇の中、話をするうちにすっかり意気投合してしまうふたり。 翌日小屋の前で逢う約束をしてふたりはわかれるが。 ヤギとオオカミの許されない関係を描いた物語。 なんていうか、愛ですねえ(ため息) これを読むまで私は絵本の一巻しか読んだことがなかったんですが。 続きはこうなっていたのかーと。 二人が愛の逃避行(間違っていないよね?)をすることはちらりと聞いて知っていたんですが…… まさかここまでとは!! お互いがお互いの種族にヤギ・オオカミなんかと仲良くするなんて!!と言われ、相手を利用しろという命令をされます。 それに耐えきれなくなって逃げるのです。 ロミジュリ?ロミジュリなの? 以下ややネタバレを含むため反転で ロミジュリだけならまだしもこのあとの展開も色々素敵でしたね。 お互いへの疑念からケンカをしたり、記憶ソーシツだったり。 これはあれですか?韓流?そんなノリだと思うのはわたしだけ? 個人的にはメイの性別が気になってしかたありません。 本文だけ読んでいると女の子ちっくに書かれているんだけど(そしてそれなら愛で何の問題もないのだけど)、映画版は成宮くんだったよね。 男の子?公式は男の子なのか? そして愛!! なにそれー!!(上がるテンション) ええと、個人的にはちょっと女言葉気味の男の子だとより萌えます。(カワイソウ) はあ、なんか一冊読み終わったころには妙な倦怠感を感じる一冊でした。 いやそれだけ楽しかったけれども。 なんていうかスゴイ本です。腐女子的に(そうか?)
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