キップをなくして 作者:池澤夏樹 角川書店 2005.7 超個人的評価:★★★★☆ 小学生のイタルは駅でキップをなくしてしまう。 キップをなくしたら駅から出られない。 駅で暮らし、通学するこどもたちを助ける『駅の子』になるのだ。 駅の子になれば売店でも食堂でもお金はいらない。 電車だって乗りたい放題。時間だってとめられる!! 個性的な仲間たちとの生活でイタルは何を感じ、どう変わっていくのか。 記念すべき読書きろく一冊目です。 っていうかあらすじってこんなんでいいんでしょうか…… うん。楽しかったです。 ひとりひとりのキャラクターの関係性ができてるのが好きです。 フタバコさんとキミタケさんとか。 後半でてくるフクシマケンとそれに子犬状態でくっついていくタカギタミオ(他の人には凶暴)とか。 マイテーマは命(生と死)、友情ってかんじでしょうか。 読み終わった後になんともいえないノスタルジックな気分になれます。 おすすめ!! 今回は図書館で借りたんですが、いつか文庫版とかがでたら買おう。
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