ポストガール2 作:増子二郎 イラスト:GASHIN メディアワークス(電撃文庫) 2003.8 超個人的評価:★★★★-☆ 人型自律機械108シリーズ、少女の姿をした郵便屋、シルキーの出会う事件。そして人々をつづった連作短編集。 今回の収録作品は 「タンデム」 夫の代わりに作られた抱き人形「イシュタル」の青年を約束の海へと届ける。 「プリズナー」 戦闘機のシステムの疑似人格として作られたイナリに、パイロットからの手紙を届ける。 「アミュレット」 <女神描き>とあだ名される画家の青年となんだかんだ彼の面倒をみている少女と。 「イン・アザーワーズ」 シルキー姉弟編。彼女の弟?グラム登場。 「フェスタ」 シルキーお祭りへ行く。珍しくシルキーの制作者、キューザックさんがでばっております。 個人的に今回一番のお気に入りは「タンデム」です。 早くなくなった夫の代わりにと作られた青年型イシュタル、マフリー。 記憶まで移植された彼は、亡き妻の遺言を叶えるために海へと向かう。 あらすじだけ書くとベタ?な感じもしないんですがこういう話に弱いです。 人間を愛してしまう機械とか。 なんだろう。ドリーム?? だんだんと人間らしくなっていくシルキーを微笑ましい気分で見守っております。 弟のグラムとケンカしてみたりしてさ。 かわいい。 そんなポストガール2巻でした。
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