リンゴが落ちても恋は始まらない 作:松前侑里 イラスト:麻々原絵里依 新書館(ディアプラス文庫) 2006.3 超個人的評価:★★★☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 高校の物理教師(機械オタク・世話焼き)×英語教師(学長の息子で学校とプライベートで人格が違う二重人格) 主人公の英語教師(ゲイ)が恋人(男・妻子持ち)との旅行から帰ってくると、なぜか自宅にたいして仲のよくない(というか苦手な)同僚が住んでいました。ーーという話。 その後あれやこれやあって二人はまあくっつくのですが……なんていうかいろいろぎっしりだなあと思いました。 教師×教師 生活力のあまりない受と家事や料理が得意な攻。 んでもって受は学長の息子なのにゲイだというプレッシャーから二重人格に(表ー学校ではメガネ着用) 主人公には実は兄がいるんだけど、その人は画家になりたくて家を飛び出している とか、二人の同僚の理科系教師二人はできている、とか 正直前半は怒濤の設定に読んでいて疲れました。 攻めの方が機械オタクっぽい描写が出てくる前に主人公が機械オタク呼ばわりしているのが気になったりとか。っていうかこの人別にオタクっていうほどでもないのでは? 後半主人公が自分の気持ちに気づいてからは結構おもしろかった。 BLの醍醐味はやっぱり葛藤なんじゃないかな、とか思ったり。
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