深紅の誓い 作:松岡なつき イラスト:鳥羽笙子 白夜書房 1992.10 超個人的評価:★★+☆☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 スペインに留学中の祐貴彦。 見知らぬ青年から闘牛のチケットをもらった彼は、青年の言葉通りに闘牛場へと向かった。 そこで彼が目にしたのは、闘牛士の華やかな衣装に身を包んだ青年、ラファエルの姿だった…… 松岡さんの第一作、だそうです。 そのせいなのか全体的にぎこちなさや、どことなく理屈っぽい印象をうけました。 こうだからこう。出逢って、なんだかんだあって、また一悶着あって、くっつく……みたいな展開。 そのわりにはすごく話に飛躍があるのはこの手のジャンルの魔法なのかもしれない。 そう思えば、理解できなくはないけど…… 個人的にはいつ愛が生まれたのがが謎です。 ▼躰から? ボーイズラブというよりは男同士のハーレクインって感じかなあ。 あ、そうそう。EROシーンの前で章が変わっている所があって、それが妙に笑えてしまいました。 なんていうか、作者のこれからEROをかくぜ!!っていう気合いを見たような気がして。 でも単純に92年ってことは16年前かあ…… 私は……小学生だ。 その頃からこの手のジャンルが流行りはじめたことを考えるとなんだか愛しくなります。 黎明期の作品、なんだろうな。
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