妖玄坂不動さん 作:ももちまゆ イラスト:鮎味 新書館(ウイングス文庫) 2007.9 超個人的評価:★★★-☆☆ 坂下不動産――。 それは渋谷の道玄坂にあるごく普通の不動産屋だ。 経営するのは両親を早くに亡くした姉弟。 ただし、姉の満流はおさない姿のまま成長が止まり、高校生で弟の陽介は不思議な力を持つ。 そしてイケメン従業員の二人の正体は座敷童とカマイタチ? ちょっぴり変わった一行が遭遇する、都会の真ん中の妖怪事件簿。 ライトゆえにライトノベル。 最初から最後まで一環してそんな印象でした。 文章もサクサク読めるかわりにあまり後には残らない。 キャラクターや設定もなんとなくキャッチーな感じ。 青年座敷童の幸は陽介が大好きです。 カマイタチの桐はクールビューティメガネ。 この二人がそれぞれこの妖怪である必要性とかはきっと考えてはいけない気がする。 妖怪に関するとらえ方とかも目新しい感じではないかな。 都会のすみにもいるかもしれない、っていう。 というのも、どうやら携帯で配信されていた小説らしいです。 そういわれるとなんとなく納得、かも。 相変わらず携帯小説に妙な隔たりを感じるワタクシ。 偏見かもしれないんだけど、どうもねー。
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