風の王国 〜月神の爪 作:毛利志生子 イラスト:増田恵 集英社(コバルト文庫) 2005.8 超個人的評価:★★★-☆☆ モンゴルに嫁いだ偽公主、翠蘭の波瀾万丈な運命を描くこのシリーズ。 今回は事件いっぱいでした。 まず愛しの旦那様、リジムの父親(つまり舅?)のソンツェン・ガムポに会いにいくところからはじまります。 そして、なんだかんだでリジムの幼なじみ、セデレクが治めるツァン・プーを訪れることとなった二人。 しかしそこでこの夫婦を待っていたのは、恐ろしい陰謀で…… 翠蘭は今回本当に散々な目にあっております。 炎天下に城から吊されたり、袋詰めにされて馬で運ばれたりその他いろいろ。 この事件がどうなるのか、気になってどんどん読み進むことができました。 ただ気になったのは散々な目にあって、肉体的にも精神的にもボロボロになったハズの翠蘭があっさり回復しちゃったことでしょうか。意外と丈夫だな!!ってレベルを超えてる気がするんですが……超人?じつは超人なの主人公。 あ、あとセデレクさんの扱いが気になりましたね。リジムの幼なじみっていうおいしい(?)ポジションにいながら、結局ただのバカに見えてしまうような。 それとも今後出てきて活躍(はしないかな?)したりするんでしょうかね。 とりあえず今回オトモダチに借りたのはこの巻までなのです。また機会があったら続きを読もうと思います。 機会があったら(遠い目)
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