三四郎 作:夏目漱石 岩波書店(岩波文庫) 1938.5 超個人的評価:★★☆☆☆ 大学に入るため上京してきた純情な青年、三四郎。 東京という新しい世界で、世界と人生について学んでいく。 えーと、ひさしぶりの夏目ちゃん(何者?)です。 ぼーっとしてるとラノベとBL(これもラノベっちゃラノベかも)ばかりになてしまうのを防ぐためです。 純文学? こういう本はただ読んでもおもしろくないような気がします。 物語があって登場人物がいて、その人物造形やら物語内容を分析して、 自分なりに理解していく過程が楽しいのかなーと。 ざっくり読んだだけでは「んで?」という感想からは抜け出しきれません。 そんなこんなでざっくり読みで★★☆☆☆です。 きちんと掘り下げて行こうと思うなら私的テーマは女かな。 上京する電車で出会って、勝手に宿までついてきてなし崩し的に三四郎と同じ部屋に寝起きした最初の女。 そんな状況でなんにも手を出せずにいた三四郎に向かって別れ際に繰り出した「あなたはよっぽど度胸のない方ですね」は名台詞だと思います。 それから三四郎の愛しの君(でもなかなかに複雑な状況の)ミネコ嬢。 ここらへんがキーポイント?と思いつつ次の本に手を伸ばす私がいました。
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