きみとぼくの壊れた世界 作:西尾維新 イラスト:TAGRO 講談社(講談社NOBVELS) 2003.11 超個人的評価:★★-☆☆☆ 櫃内様刻と夜月は危ない一線を越えてしまいそうなぎりぎり兄妹。 様刻の友人で幼なじみの箱彦とりりす。 りりすは様刻に思いを寄せているようで…… そして唯一様刻に心を開く保健室登校のひきこもり少女、病院坂黒猫。 彼らの関係はあまりにも微妙で上均衡だった。 それは学園内でおこった殺人事件によって一気に傾いていくのだが…… 夜月が妹萌えオーラ(なんじゃそりゃ)全開なかんじのキャラクターでした。 おにいちゃん命の甘えッこでドジっこ。 妹萌え回路のないワタクシは戸惑うばかり。 仕方ないのでがんばっておにいちゃんに兄萌えをして読み進もうかと思ったんですが……無理だった。 おにいちゃんは一見苦労人かと思いきやただのダメな人でした。 物語の結末のあの状況はいかがなものかと思います。 あと今回思い知ったのは、体調の悪いときに西尾の長い話を読むのは危険だということです。 なにせ今回、系統的には戯れ言シリーズのいーちゃんの戯れ言部分が全文章量の8~9割をしめている、みたいな本です。 正月早々アルバイトでへろへろの状態で読み始めたら読み終わるまでに4日ほどかかってしまいました。 途中でなんどか読むのをあきらめようかと思いましたが、それも悔しいのでがんばってみた。 ああ、つかれた。
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