占者に捧げる恋物語 作:野梨原花南 イラスト:宮城とおこ 集英社(コバルト文庫) 2007.3 超個人的評価:★★★★☆ 城付きの占い師スーチャの処刑が明日に迫ったその日。 カリカは極寒の部屋で必死で魔法陣を書き呪文を唱えていた。 大切な人を助けるため、魔王を呼び出そうとして…… かつてサリタ・タロットワークだった魔王と、流浪の天才大賢者スマートの魔王シリーズ第二弾。 なんかずっと親しんできたシリーズっていいですよね。 キャラクターたちもなじんだかんじで「よっ、また逢ったな!!」みたいな気分でさ。 魔王シリーズ自体は二冊目ですが、魔王とスマートは「ちょー」シリーズとも繋がっています。 カリカはかつて自分を助けてくれたスーチャが好きで好きで仕方ないです。 彼が結婚した時困らないようにって、普段は男装していたりして。 そしてこの二人結構年の差です。 やばいトキメく。 スーチャさんの天然タラシ(?)でぶっとんだ言動も好きです。 かつての幼なじみに殺し文句の雨で迫る(笑)シーンは見物。 今回魔王は寝てばっかりでした。 あまりにも活躍しないので最後までそのまんまかと思ってちょっとドキドキしました。 そのぶんスマートが働いてますが。 ちょっと、スマートがかっこいいんだけど。そんな馬鹿な(ひどい) 敵か味方か?別の世界の魔王も出てきて、続きが楽しみなシリーズです。
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