ちょー美女と野獣 作:野梨原花南 イラスト:宮城とうこ 集英社(コバルト文庫) 1997.5 超個人的評価:★★★★☆ 絶望の森の奥深く、魔法使いに獣にされた王子がひっそりと暮らしていた。 ある日狩りに来ていた近隣国の王を助けた獣。 王はその礼として、自分の娘の中で一番美しいダイヤモンドを獣に差し出した。 二人はやがて愛し合うようになり、愛の誓いをたてる。 とたんに見目麗しい王子へともどる獣。しかしそれに対して姫の放った一言は…… 「信じらんなーーーい!」 なんと姫は獣フェチだったのです?! 王子を獣に戻すため魔法使いに逢いに、なんだかキナくさい王子の国へと向かう二人の冒険?が始まる。 なぜかいまさらちょーシリーズを再読。 私も昔集めていたんですけど、それは売ってしまっていました。 先日久しぶりに逢った友人と本の話をしていて、その子が捨てようか悩んでいると聞いてもらってしまいましたよ。 一巻から大量に。 ありがたや。ありがとうMちゃん。(いや見てないと思うけどさ) しかしあらためて読むとおもしろいなー。 ダイヤちゃんの語り口が当時のコギャル風とか(むしろ今見るとあたらしい) 内容もギャグな上しっかりしているし(そういうのはなかなか貴重だと思います) 作者が後書きで「ちょー」という言葉の寿命を心配しているのがなんだか楽しいです。 「ちょー」は意外と生き残ってるよね。とかあんまり関係ないことをつぶやいてみる。
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