ちょー夏の夜の夢 作:野梨原花南 イラスト:宮城とおこ 集英社(コバルト文庫) 1998.4 超個人的評価:★★★★☆ ダイヤモンド伯爵の処刑が決まった。 ライーが、ミナが、タロットワークが彼女(ただし今は彼)を救うために動く。 一方そのころジオラルドにも危機が迫っていた(主に貞操) そしてついにやってきた処刑執行の瞬間…… 果たしてダイヤとジオは元に戻れるのか? ちょーシリーズ第4巻。 コバーリム編最終刊です。 ダイヤの処刑を延ばすために参謀ロゼウスのものになろうとするジオさん(実際は男でも今は女)に涙です。 うわーん。 なにそのBL的展開(そうか?) ところであんまり関係ないのですが、作者の野梨原さんは昔BLも書いておられたそうです。 ってのは、前になんかのあとがきを読んで知っていたんですが…… 最近その本を入手しました。 まだ読んでないけど。 そのうち読んだらまた感想を書きます。ちょっとわくわく。 なんか、このシリーズは最終的にはすべての人が愛おしくなるんですよね。 立ち位置的には悪役のロゼウスやヴァデラッヅも。 ちゃんと背景とか、ある種行動の理由みたいなものが書き込まれているからかな。 単純に憎めないのです。 私的に今回のいちおしキャラは看守です。 ダイヤが捕まっていた牢の管理をしていたじいちゃん。 鍵は開けっ放し、逃げようと思ったら逃げられる状態のままで「お前が逃げた俺殺されるから《って。 なんていいキャラなんだ。 とりあえず、ちょーシリーズはここで一段落をして、たまりにたまった積み本の山を消費して行こうと思います。
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