ちょー恋とはどんなものかしら 作:野梨原花南 イラスト:宮城とおこ 集英社(コバルト文庫) 1998.7 超個人的評価:★★★+☆☆ ちょーシリーズ5冊目はシリーズ初の短編集。 「ちょー美しい姫君」 アラン王子のもとに婚約の話と共に押しかけてきた女性、オリヴィア姫。 絶対に断られるはずがないと自信満々の姫にとって返ってきたアラン王子の返事は意外なもので…… ダイヤとヴィアの女の対決が恐ろしくも楽しい一作。 ジオラルドとオリヴィアの護衛、ロビンの一戦も見所。 「ちょー恋とはどんなものかしら」 コバーリムでの騒動が終わってそれぞれ元の姿にもどったジオラルド夫妻。 彼らと再会の時を目前として三つ子たちは浮き足だっていた。 ひょんなことからケンカしたサファイヤとオニキスだったが、転んで頭を打ってからサファイヤの様子がおかしくなった。 なんだか本気の目をして、オニキスのことを好きだと追いかけてきて…… 恋することをめぐる珍騒動。 コバーリム編のキャラ総出演。 「冬の祈り、秋の憧れ」 リブロとライーの出会い編。 『仕事』に失敗して殺されかけた小年と、父親に捨てられ魔物の贄として洞窟に向かう少女の邂逅。 こういうどこか殺伐とした話好きだなあ。 タロットワークがリブロに仕えることになったいきさつも語られます。
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