ジョン平とぼくと 作:大西科学 イラスト:銀八 ソフトバンククリエイティブ(GA文庫) 2006.9 超個人的評価:★★★★☆ 日光とか酸素とか水とか、そんなものと同じように魔法素がある。 学校の授業では国語とか英語とかと同じように魔法の授業があって、人々は当たり前のように魔法を使って生きている。 人はそれぞれパートナーとなるしゃべる動物(種類は色々)、使い魔を持っている。そんな現代日本が舞台。 主人公の重は魔法の苦手な高校生。しかも使い魔のジョン平は魔法よりもごはんが大事な、いまいち頼りにならない「ゆる犬」 目下の悩みは三週間後に行われる魔法の実技の試験である。 そんな時、彼の学校新しい物理化学の先生がやってくる。それは思いもよらない大事件の始まりで…… かわいい! 主人公の使い魔ジョン平。 「しげる、ごはん、まだー?」 とか言ってしっぽを振る大型犬。 おっとりした重の日常が事件に巻き込まれていくのも自然でした。 幼なじみの鈴音と生意気使い魔猫のトルバディンや、他の登場人物も良い味出てます。 後半の重の自分に対する思いとか恋愛エピソードとかがやや唐突だった気もしないでもないです。 しかも恋愛の方はえらくあっさり自分で蹴りをつけてしまったような。 もうちょっとひきずってもいいんじゃないかなと思ったり。 魔法のシステムが科学っぽい世界感もおもしろかったです。 楽しかった。
<2回目> 超個人的評価:★★★☆☆ 舞台は小さな魔法が当たり前に存在して、高校の教科に含まれちゃっているような現代日本。 人々には必ず使い魔という動物がいて、魔法が苦手な少年、北見重の場合これが犬のジョン平だった。 見た目は大型犬くらい、いつも脳天気で口癖は「しげる、おなかすいた」 苦手な魔法の試験にむけて奮闘しながらも、平和な生活を送っていた重たちだったが、ある日新しい物理教師が赴任してきたところから事件は始まる。 校内で発生した謎の使い魔行方不明事件。そして原因不明な破壊活動。 魔法の代わりに科学の力を借りてこれに立ち向かう一人と一匹だったが…… 本棚整理のために再読。 ジョン平と重のゆるーいやりとりがなんとなしに好きでした。 一巻の段階ではまだまだ物語は序章という感じで、事件が終わっても始まったばかりという印象を受けます。 ▼ 魔法の苦手な重には、テスト前に実技の試験勉強を手伝ってくれる優しい幼なじみの鈴音がいます。 その鈴音となにかとパーフェクトな友人浜野が付き合っているということが後半判明するわけですが…… なんだかすごいがっかりでした(反転) 途中まであんなにいい感じで青春だったのに!! 現実ってそんなもんかもしれないけど、夢がない気がする。 なんだろう、このものすごい置いて行かれた感は…… なんとなくだけど、重って女運悪そうだよね(そんなことを呟きながら終) いつのまにか4巻まで出ててびっくりしました。 時の流れは速い。。。 |