屍鬼 一 作:小野不由美 新潮社(新潮文庫) 2002.2 超個人的評価:★★★☆☆ 人口わずか千人ほどの、周りを山に囲まれた外場村。 村は現代社会にありながら古い因習と人間関係を色濃く残していた。 平和なはずだった村を騒がせた突然の猟奇事件。 山奥の集落で見つかった謎の腐乱死体に始まり、村には不審な死が満ちていく…… 真夜中に越してきた謎の一家。 彼らは一体何者なのだろうか…… ハードカバー版を借りてこようかと思ったのですが、重さに断念して文庫の方にしました。 とりあえず一巻だけ。 にしても全五巻の中の一巻。 なんにしても事件は始まったばかりのようです。 以前買ったBLスキーさんのための小説ガイド これがワタシたちの小説ベストセレクション70 にもとりあげられていたのですが、別にこの坊主と医者には萌えないかなー。今のところ。 村では特別視される家がいくつかあって、それが医者の家と坊主の家なのです。 家同士には微妙な確執があるんだけど、二人は幼なじみというのが微妙にポイントらしい。 ううーん。 ただ坊主の過去は気になって仕方がありません。 ネガティブー。 物語は実際の現実と、坊主(兼ホラー作家)の小説がクロスしながら進んでいくようです。 が、この文章がなかなかクセモノでして。 なんだろう。重々しいというか固いというか、あまり得意ではない感じです(ってか実際書いてるのは小野さんなんですけどそれでもね) しかも字体がわざわざ太字にしてあるのがまた読みにくさに拍車をかけています。 早く続きを読まないと、いつの間にか続きを断念してしまいそうな自分がいてコワイです。 がんばりたい。 いや、決してつまらない訳ではないんですけどね。
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