皇帝ペンギンが翔んだ空 作:祭紀りゅーじ イラスト:Kアニキ メディアワークス(電撃文庫) 2006.11 超個人的評価:★★☆☆☆ シリーズ?第一作目なのにすごく第二作な感じ。 それもそのはず、電撃hpで連載されていたものを正式にシリーズ化したものだそうな。 作者いわく、話はつながっていないそうなのですが何となく置いてかれた気分でした。 とりあえず、あらすじをば。 孤児院で育った元不良少女のリーゼロッテ。 いろいろあって更正して、今では純白の古城『白鳥城』の管理人として住み込みで働いている。 心やさしい町の人と、幽霊たちに見守られて…… そんな時、孤児院の後輩、ヨハンナが現れた。 もう終わったはずの過去のトラブルを引き連れて。 リーゼロッテはヨハンナを守ることができるのだろうか。 電撃文庫的には世界観が変わっていてステキだと思うんですよね。 ファンタジーでもなし、完全な現代もしくは歴史ものでもなし。 でも、いかんせん、置いて行かれた感が消えなくて…… リーゼロッテとエルンストの因縁も、途中まで一切説明がないため、ひょっとしてこいつら連載の方に出てきたのか?っていう疑念にかられてしまいました。でも、そういうワケでもなかったらしい。 でも、連載をひきずっているところも結構あって、そっちが気になって仕方なかったです。 連載の方が文庫化されてないんだったら新しい気持ちで書いて欲しかったな。
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