もっとも高級なゲーム 作:榊花月 イラスト:汞りょう 徳間書店(キャラ文庫) 2005.3 超個人的評価:★★-☆☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 大手メーカーの役員秘書をしている萩原。 有能でクールな彼が実は会長の庶子であることは秘密だ。 そんな彼に父異母弟、瞬矢の教育係を押しつけた。 二人の関係を知らない瞬矢は執拗に萩原に体の関係を求めてきて…… 自分であらすじを書きながら3行目と4行目の飛躍に驚いています。 そのへんのあり得ない感じがBL!!と無理矢理自分を納得させてみようとおもったんですが、今回に限ってはちょっと無理でした。 半分とはいえ弟に迫られる不憫な萩原さんは、二人の禁忌がかった関係に悩みますが、そこはほぼ「兄弟だから」という理由のみです。ってかそれ以前に男同士だから!!先にもうちょっとそっちで悩んどこうぜ!!とかツッコミながら読みました。 迫られたら逃げられないにしてももうちょっと抵抗してくれた方が私は楽しい。(とか問題発言をしてみる) どつきあっているカップルが好きです。 なんとなく全体的にキャラの言動が恥ずかしい感じでした。 なんだろう。現実感を伴わない恥ずかしさというか、なんとなくセリフが浮いている感じ。 上手くいえないのですが、苦手なセリフまわしでした。 本筋には全然関係ないのですが、新入社員の女の子がお茶をこぼして「ちっ、やっちまったぜ」ってつぶやくのを見た萩原さんが、この子も最近の子なんだなあって感じる場面があるんですが…… ものすごく色々なものを誤解している気がするのは私だけ? やっちまったぜ……って、どんな子だよ!!
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