言葉もなく、花は 作:榊花月 イラスト:九號 幻冬舎(ルチル文庫) 2006.9 超個人的評価:★★-☆☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 別荘地で農家の配達の手伝いをして暮らしている光村草、19歳。 心配性の母親と二人で暮らす彼は、先代五辻組組長の庶子である。 ヤクザを嫌う母親からは組に関係するものに近づくなと口を酸っぱくして言われてきた。 ある日、母との約束を破って仕事で赴いた五辻の別荘で、草は一人の男に出会う。 現五辻組組長、五辻克哉。 草の異母兄である。 母に隠れて通ううちに、少しずつ克哉に惹かれていく草。 やがてその思いが兄弟への気持ちではないと気づく草だったが…… このあらすじのラスト2行の飛躍っぷりがBLですね。 うん。ファンタジー。 読んだのがえらく前なので、記憶が曖昧です。 とりあえず当時書いたメモ(最近は読んですぐメモをとることにしてます。じゃないと読書日記を書く前に忘れてしまうので……)から無理矢理がんばってみようと思います。 文章がぽちぽち切れる感じ。 ヤクザに対する周りの対応。 上はいいとして、下はなんのことだったか思い出せません。だめじゃん。 草が惹かれていくのが唐突。 これはなんとなく覚えています。BLでも(むしろだからこそ)そのあたりのプロセスは重要だよね。 草は自分の母親のことを「おかあさん」と呼びます。 19歳男子のその呼び方に個人的にはなんとなくひっかかりを覚えてしまうんですが……マザコン? 気になって仕方がありませんでした。 また途中、何故か草は母親に自分の気持ちをカミングアウトします。 別にバレそうになったとかそういうのではなく自発的に。 母ちゃん卒倒。まあ、当然ですよね。 このくだりがちょっと謎です。 母親にべったりの草の母親離れと読むことも出来なくもなさそうだけれども…… ちょっと過激じゃないですか?相手母ちゃんの嫌いなヤクザさんでそれ以前に男同士だし。 なんで言っちゃったんだろう。
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