純真にもほどがある! 作:崎谷はるひ イラスト:山田ユギ ビブロス(ビーボーイスラッシュノベルズ) 超個人的評価:★★★+☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 朝、二日酔い気味のまま茅野が目を覚ますと20年来の親友(兼仕事上のパートナー)と同じベッドで寝ていた。それも裸で。 いろいろなものがアタマの中を駆けめぐるが茅野は昨日の自分の行動をほとんど思い出せない。 そんな中、目を覚ましたクールビューティな親友瀬戸。 パニックになった上、なんでお前なんだと逆ギレする茅野に、瀬戸は冷たいため息を残して現実に戻っていく。 しかし茅野にはそんな瀬戸が妙になまめかしく見えるようになってしまい…… こりずにビーボーイスラッシュです。 というのも古本屋でこのレーベルの本まとめ売りで5冊270円で売っててさー。 なかの一冊が読みたいがために購入して、こういうことになってるわけです。 さて内容の方に移りましょう。 前半はわりと安易だなあとかえろすだなあとか思いながら読んでいました。 個人的に親友と、というシチュエーションは割と好きです。 もとから友達同士という関係性があって、それが変化していったりこじれたりいわゆる愛?になったりするのは、 関係性萌えのわたしにはたまらないものがあります。うふふ。 私的には後半の方が好みでした。 二人は共同経営者としてインポートショップとバーを経営しています。 思いつき行動派の茅野にしっかりものの瀬戸が巻き込まれた形で始まった生活。 なんだけど、この二人が相依存関係というか…… 一見茅野の方が瀬戸に依存しているように見えるんだけど、その実そんな瀬戸自身が茅野の性格をつくっていて、ある部分茅野に依存しているというかさ。 ときめきです。 現実逃避のためにぶっ倒れるまで働いちゃう瀬戸は個人的に好きです。 二人のアドバイザー的存在、バーのバーテンの女性アツミちゃんがまたかっこいいんだなー。 割とおすすめの一冊です。 えろす注意だけど。
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