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      バルタザールの遍歴

作:佐藤亜紀
新潮社
1991.12
超個人的評価:★★☆☆☆

舞台は20世紀初頭のウイーン。
一つの体を共有する双子の兄弟、メルヒオールとバルタザール。
変わりゆく時代の爛熟と退廃のムードの中、運命に翻弄される二人の物語。

文章も内容も全体的に翻訳モノっぽい雰囲気の一冊でした。
一つの体を共有する双子のメルヒオールとバルタザール。
この特殊な設定のため生じる二人の葛藤はなかなか楽しかったです。

多くの場面で語り手はメルヒオールの方でした。
ストーリーの中でも格別バルタザールに焦点が当たっているわけでもないのに、どうしてタイトルが「バルタザール〜」なのかが気になって仕方ありません。

物語の進行とともに次第に二人は落ちぶれていきます。
運命に翻弄されるといえば聞こえはいいですが、彼らの場合若干自業自得と言えないこともない。
この結末にはどうしたものか。
なんだろう。残ったものは無常観というか。

帯にでかでかと書いてあった「ヒトラーをめぐる陰謀」も1回読んだだけではいまいち理解できずに終わってしまいました。
残念。

バルタザールの遍歴
佐藤 亜紀

新潮社 1991-12
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