我が家のお稲荷さま。 作:柴村仁 イラスト:放電映像 メディアワークス(電撃文庫) 2004.2 超個人的評価:★★★+☆☆ ちょっとした不注意?から妖怪に狙われてしまった小学生、高上透。 実は水を司る祭司、三槌家の末裔である透を守るため、彼は兄の昇と共に田舎へと呼び寄せられた。 透に取り憑いているあやかしに対抗するために解き放たれた最終手段、大霊狐、空幻。 完璧な人語とあらゆる術を操るが、性格にちょっと問題があった。 悪戯と騒動が大好きな空幻(通称クーちゃん)に、無表情系な守り女(いつも巫女装束)のコウ、さらにはコンビニを経営するエビスさま?!まで現れて、三槌兄弟の平穏な日常はどうなってしまうのか。 普通、電撃的にはキツネ耳のクーたんや巫女さんなコウにこう、萌えが集中したりするんだろうなーとか思いながら読んでおりました。いや、クーの人型バージョンは男にも女にもなれるので、主に女性時の話ですが。 でも個人的には三槌兄弟を激しくプッシュさせていただきたい。 妖怪や幽霊がまったく見えないお兄ちゃん(不憫系。母親を早くに無くしているため家事万能)と霊感が強く繊細なんだけどどこかあっけらかんとしている弟くん。 クーの男バージョンもなかなかかっこいいです。 男性も女性も楽しめる作品だと思う。 ストーリーもしっかりしていました。 電撃文庫のいいところはこういう懐の広いところだよね。と、無理矢理まとめてみる。
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