神父と悪魔〜カープト・レーギスの吸血鬼〜 作:志麻友紀 イラスト:スエカネクミコ エンターブレイン(ビーズログ文庫) 2006.10 超個人的評価:★★★+☆☆ 古い地方都市、カープト・レーギスに赴任することになった美貌の神父ヴィドリック。 性悪な本性を隠しつつ、敬虔な神父としてすごす彼の元に現れた喪服姿の美しい未亡人。 ヴィドリックを誘惑する彼女の正体は大悪魔(しかも男?) 神父と悪魔と、さらには守護天使まで加わって、吸血鬼退治が幕を開ける!! このレーベル、何冊か読んで、微妙なカンジだったのであんまり期待せずに読み始めました。 だけど、思ったより断然おもしろかったです。 オモテは柔和だけど、裏では性悪な神父とか。さらには悪魔と天使とか。吸血鬼とか。 割とツボな設定がてんこもり。 ありがちと言えなくもないんですが、それが上手いことはまっていたように思います。 悪魔(美形なオニイサン)の一人称が僕なのにときめいてしまうわかりやすい自分がいます。 しかも悪魔のオニイサンは普段魔法で女の子の姿(しかもメイド服)で料理が得意です。 わー!! (わかりやすくテンションの上がる私) うん。楽しかったです。 (コメントのポイントが色々間違ってる気がしますが_苦笑)
【再読1】 超個人的評価:★★★+☆☆ 古都カープト・レーギスへと赴任してきた表向きは心優しき美貌の神父、ヴィドリック。 新しい教会で守護天使(別名下僕)と、いつの間にやら居座った悪魔(普段は女の子姿でメイド)とおもしろおかしい毎日を送っている時に事件は起こった。 ヴィドリックの教区で吸血鬼騒ぎが発生したのだ。 天使と悪魔を引き連れて?吸血鬼対峙へと出発するヴィドリックだったが…… 二巻を購入したため再読しました。 表向きは清廉潔白な神父その実腹黒とか天使と悪魔とか、割とありそうな設定ながら安心して読めます。 個人的なイチオシポイントは本来の姿(かどうかはまだ確定してませんが)はかっこいいお兄さんな悪魔のアンシャールのメイド姿(変身して美少女になります)でしょうか? なにその一挙両得感。お兄さんも美少女もどっちも好きです(問題発言?) 本のあらすじ紹介の部分に恋の駆け引き?とか書かれていますが、いまのところ恋に発展する様子がなさそうなのもまたよし(そうか?)です。 巻末に「アンのCOOKING講座」なるページがあって、クッキーの作り方なんかが載ってます。 なんかこの感じにすごい懐かしさを感じました。昔の少女漫画とかによくあった気がするんだけど。 妙になごんでしまいました。 |