君の嘘、伝説の君 作:清水マリコ イラスト:toi8 メディアファクトリー(MF文庫) 2003.10 超個人的評価:★★★☆☆ 中学2年生の男の子、操は最初の授業で自分の反抗的な読書感想文を音読させられ、みんなの前で大恥をかいてしまう。 しかし、そんな操の読書感想文が欲しいといい出す女の子が現れた。 彼女の名前は智奈。美人だけれど、おとなしく友達もいない。不思議な雰囲気を持ったこだ。 それ以来、学校に来なくなってしまった智奈のことが気にかかり、操は智奈の家を訪れるが…… だんだん智奈にひかれていく操とまとわりつく”魔女”の噂。 春から夏へかけて……いくつかの嘘と伝説から、操は智奈を守ることができるのだろうか。 なんかちょっとかっこいいかんじを目指してあらすじをまとめてみました。 最近のモットーは ・あらすじは全部自分で書く(本の受け売りとか人の受け売りはしない) ・どんなに読むのが辛い(ぶっちゃけ微妙な)本でもできるだけ最後まで読み切る(って、別にこの本のことではないですよ) です。 さて話を本に戻しましょう。 この本、眼鏡好き仲間の友達から「ナイス眼鏡」がいるよ!」と貸してもらったのでした。 確かに主人公の操はかわいい系眼鏡だったよ! 智奈にひかれて、そんな智奈を守ってやりたいと思うところがまたかわいい。 しかし、前半数ページで私は彼の友人の高見にくぎづけでした。 操の腐れ縁的な友達で、顔がいいから女の子にもてるのに、本人にその気はゼロ。 なおかつ思ったことをずばずば言い、辛辣なのでだんだん嫌われていく(というかキミは女嫌いなのか?とか思ってしまいました) さらに属性運動音痴!!(かっこいい系なのに) なんだか妙に操にべたべたしていたり……っていうのは私の気のせいでしょうか(遠い目) サービス要員なのかしら?? 智奈ちゃんが本当にかわいい。たぶん、女の子の目から見ても、男の子の目から見てもそうなんじゃないかな。 話自体は中盤からちょっとごちゃごちゃしてきます。 ネット掲示板の(割と)荒唐無稽な噂が絡んできたりとか。 オチはちょっと納得いかないし。 ここまで、いいかんじに不思議系で来て。だけど、本当はこんな現実があったっていう路線になって、最後は瞬間移動?!でした(どんな説明だろう) 不思議なら不思議で突き進んでもらいたかったな。 ちょっと残念。
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