天と地の娘 作:篠田真由美 イラスト:羽原よしかづ 角川書店(角川ビーンズ文庫) 2003.2 超個人的評価:★★☆☆☆ 最近読書記録をつけるのをさぼっていたので、いまいち内容が遠いです。 家族といまいち上手くいっていない女子高生、秋鹿(あいか)が実は根の国という異世界の姫の娘で、自分の世界にもどってごたごたするという話だった気がする。 実の父親は母親たちの国と敵対しているくにの王子的立場で、秋鹿も根の国の人々にはなかなか受け入れてもらえず……自分の居場所を得るために奮闘する和風ファンタジー。 いまいち秋鹿の性格に一貫性がないというか。 なんかあんまり共感できませんでした。 秋鹿は実は取り替え子なわけですが、だからといって預けられていた現実(だとそれまで信じていた世界)の家族があそこまで冷たいのはなんとなくなっとくがいかない。 母親だけならともかく、姉とか妹までひどく冷たいのはどうだろう。 なのに秋鹿が別れを惜しむのはなんだかなーってかんじてしまいました。
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