未明の家ー建築探偵桜井京介の事件簿 作:篠田真由美 講談社(講談社ノベルズ) 2005.12 超個人的評価:★★★☆☆ 新しいシリーズに手を出すぜ!!と張り切って読み始めたら思いっきり既読でした。 建築探偵シリーズ。 でもトリックとか登場人物の背景とかまですっかり忘れていたので普通に楽しめました。 ありがとう!鳥頭……(と自分で言って悲しくなる) 建築学を研究している大学院生、桜井京介。 アルバイト兼研究のために「西洋館鑑定します」のビラを作った彼の所に一人の女子生徒がやってきた。 彼女が持ちかけたのは祖父の残したスペイン風建築の調査依頼と、館をめぐる不可思議な謎の数々だった。 なし崩し的に事件に巻き込まれていく京介と、助手の蒼、そして友人の深春。 答えはすべて館の中に。 我ながらいいかげんなあらすじ……(苦笑) 物語は助手の蒼の視点で描かれます。 16歳の男の子の目線。 もっと正確に言うなら蒼に寄り添った三人称。 そのあたりでちょっと違和感を感じるシーンがあったような気がします。 どこ、とは言えないんだけど。蒼から切り離して完全な三人称の方が読みやすかったかなって場面が少しだけ。 長い前髪と眼鏡でガードしているけれど、その下は男も女も振り向かせる美貌というベタな(失礼)名探偵、京介さん。 色々暗い?過去がありそうだけど、明るく元気な蒼。 名前に似合わない大男で、京介のアッシー?な深春。 キャラクターも結構好きです。 確か二巻は読んだことがないと思うので、また続きを借りてこようと思います。 って、これでまた読んだことあったらどうしよう。 今度こそ真剣に凹むなあ。
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