ブルー・ブラッド〜復讐編 作:須加しのぶ イラスト:梶原にき 集英社(コバルト文庫) 1997.3 超個人的評価:★★★+☆☆ ブルーブラッドの第2巻です。 火星都市の軍務大臣を務めるユージィン。今回の主人公は彼の副官、ユーベルメンシュ(強化人間)のエーリヒ。 順風満帆に見えるユージィンに襲いかかる数々の敵。 そして、暗く忍び寄る「ヘル」の影。 二人の野望への道は一体どうなってしまうのか。 前回彼らの敵(になってしまった)ヴィクトールの視点だったため、ちょっと戸惑ってしまいました。 ユージィンさんはいろいろな影や因縁にまみれていますね!!(喜) それを案じるエーリヒとの関係も素敵だ。 父親のようにだって。ふふふ(妙な笑い)うん。でもその方が好きです。 双子のようにしてうまれてくるユーベルメンシュ。 前巻で仲のよかったエーリヒとマックスがそれぞれユージィンとヴィクトールの側についているのがとっても印象的でした。 アミータを挟んでの二人の関係も今回のみどころでしょう!! わー。 ラストの決着は心の底に響きます。 これからもまだまだいろいろな愛憎劇が続くのでしょう。 楽しみです。
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