夜の帳、儚き柔肌 作:鈴木あみ イラスト:樹要 白泉社(花丸文庫) 2005.11 超個人的評価:★★★+☆☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 遊郭シリーズ3冊目。 あまりにも記憶が曖昧になっていたため、今さっきざっくりと読み返しました。 最近レビュー書くのが遅すぎて、本の山に埋まりそうです。 今もPCの横にざっと10冊超……怖っ。 さてさて、内容はといいますと。 今回の主人公は、男ばかりの遊郭、花降楼に捨てられていた少年、忍。 それほど人目を引く容貌ではないけれど、遊郭の主人の気まぐれに拾われて、色子として働くことに。 しかし、顔も性格もおとなしいおかげで客もつかず、肩身の狭い思いをしていた。 そんなある日名家の御曹司、蘇武と知り合いふとしたことから一夜を共にした。 二度と逢うことはないだろうと、蘇武への思いをあきらめようとする忍のもとに、いつしか蘇武は通うようになる。 客と色子の関係を超えた思いを抱くようになる忍だったが……? えーと、あれですね。 ケナゲ受け。 蘇武のためにがんばろうがんばろうとする忍ちゃんが切ないです。 シリーズ3冊目にしてやっと客×色子という王道(か?)パターンが来ましたね。 ベタといえばベタですが……こういうの大好きです。 好きな人の為に身を引こうとする――っていうのに弱いんですよ。 このシリーズ。毎回100点満点ハッピーエンドばかりで、遊郭モノ的にはどうなんだろうって気がややしなくもないです。 けど、BLはファンタジーですしね。 ハッピーエンドの方が座りはいいです。アンハッピーエンドも読後の後味悪いし…… って、私はどっちを期待してるんでしょう。 複雑です。
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