婀娜めく華、手折られる罪 作:鈴木あみ イラスト:樹要 白泉社(花丸文庫) 2006.7 超個人的評価:★★★★-☆ この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。 父親の借金のかたに男の遊郭、花降楼に売られた美貌の少年、椿。 いよいよ水揚げ(初めて客をとること)を迎えることになった椿の前に現れたのは、なんと椿を花降楼に売ろうと言い出した張本人、広域暴力団組長、御門春仁だった。御門に翻弄されながらも、なんとか水揚げを終えた椿の元に、御門は通うようになる。 金にものを言わせ、椿の贅沢も我が儘も楽しむ男にいつの間にか惹かれていく椿だったが…… 遊郭シリーズ四冊目は、極道×色子!! しかも(ある意味)敵同士。 うふふふふ……とテンションの上がる私なのでした。 御門の前では演技で媚びることも出来ず、いつも素な椿も。飄々としながら、それを明らかに楽しんでいる御門も。読んでいてとっても楽しかったです。 ただ私はのの知り合っているカップルが好き!!という困った属性を持っているため、椿が自分の気持ちに気づいて割と従順になってしまう後半よりも前半の方が好きです。 素直になれずに御門にいじめられればいいよ。(ダメ発言) 割とどうでもいい話ですが、イラストで遊郭に売られる前から椿の前髪がぱっつんなことが気になって仕方がありませんでした。 お坊ちゃん?!
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