天にマのつく雪が舞う! 作:喬林知 イラスト:松本テマリ 角川書店(ビーンズ文庫) 2003.6 超個人的評価:★★★+☆☆ 決して触れてはいけないとされる四つの箱の一つ、風の終わりを取り戻すために大シマロンで行われる天下一武闘会(テンカブ)に出場することになった有利たち。 そして遂にムラケンの正体が明かされる?! アウェーで順調に勝ち上がっていく有利を待ちかまえているものとは…… 天下一武闘会……ああ、天下一武闘会。思わず2回言ってみる。 ジャンプとかではよくみるよねこの文字配列。 まさかビーンズ文庫でおがませてもらえるとはおもいませんでした。素敵。 ムラケンの正体はああなるほどそうきたのねという感じだったのですが…… 初期のころからの彼の言動とかは伏線なのか、実はこの設定が後付なのか考えてしまう今日この頃です。 伏線だったらすごいな。 ストーリーの主線だけを考えるとすごいどシリアスな展開なのに、ところどころに入っている小ネタのおかげか結構気を抜いて読めました。 以下微ネタバレ注意。反転です。 ▼ もうなんていうかコンラッドに踊らされっぱなしな今日この頃です。 登場シーンが劇的すぎるよ。 しかも敵?になっても妙にさわやかに男前なのが逆にむかつく。(愛憎劇?) なーんか思惑があって行動しているようですが、その思惑が明かされる日はいつになるやら。 もうしばらく有利と共に彼には踊らされることになりそうです。 悪い男だわコンラッドは……(もはやなにんのことやら)
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